みかづきときどき日記

本や日常のことなどゆるゆる

アメリカ文学

【読み直す一冊】ローラ・インガルス・ワイルダー『長い冬』(鈴木哲子訳)

わたしは三人姉妹の次女なんですが、だから次女が活躍する物語が好きだったりします。『若草物語』とか『高慢と偏見』とか、大きな森の小さな家シリーズとか。次女の物語。 わたしが持っている『大きな森の小さな家』(福音館、恩地三保子訳、初版1972年)は…

Elaine Hsieh Chou, Disorientation (Picador, 2022)

大学院の修士課程の学生だったとき、授業のテキストに使用していたケンブリッジ版アメリカ文学史のハードカバーを抱えて(重くて厚くてカバンに入らない)古本屋の店先の本を見ていたとき、わたしが英語の本を持っていたのを見た男性から「日本の本を読め、…